2008/06/26

農地

住宅ローンを出すときに、気を使わなければならない点がいくつもあるのですが、そのうちの一つが「農地」です。


農地はいわゆる田んぼとか畑とかのことを指しますが、これらは「農地法」という法律によって手厚く保護されていまして、勝手に建物を建てたりすることができません。
建物を建てるためには、農業委員会や知事から許可を得なければなりません。
しかも、ならば許可を申請すれば建てられるかと言えばそうでもなくて、申請が却下される場合もあったりします。


また、農地は「農家」でないと売買することができません(その際にも農業委員会に申請しなければならなかった、はず)。
そのため、もし融資対象物件に農地があると、いざ競売のときに売れる対象が限られてしまって、競売価格を引き下げざるを得なくなります。
というわけで、住宅ローンを出すときには農地が無いかどうか、必ずチェックしなければなりません。


農業委員会は毎月1回開かれて、その結果は翌月下旬に出ます。
ですので、それまでは住宅ローンを組みたいお客様も、出したい銀行も、手をこまねいて待つしかありません。



というわけで、住宅ローン案件が着々と溜まっているこんにち。
ツン君に回せるよう覚えてもらおうっと。

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