2007/06/20

困ったケース(抵当権編)

現在、困った案件を抱えています。
最近、住宅ローンをすべて払い終ったお客様の件です。


「ローンなんて、払い終わればすべて終わりなんじゃないの?」


なんてことは僕も最近まで思っていたのですが、どうもそう簡単にはいかなくて。

火災保険の質権末梢やら、金銭消費貸借契約証書の返却とか、いろいろな雑務が発生してしまいます。


その中でも一番やっかいなのが、抵当権の抹消。

抵当権とは、簡単に言えば担保のことです。その人の建てた住宅やその土地に抵当権を設定して、仮にその人がローンを払えなくなったら、住んでいるところをいただきますよ、という権利を銀行は残しておくのです。
おお、怖い怖い。


それでローンを払い終えるとそんな権利なんて残しておく必要などないから消さなければなりません。
しかし、抵当権の抹消にはお金がかかってしまいます。

「なんでそんな金を払わなきゃいけないんだ!」

というお客様も中にはいないわけではなく。


「そんなお金なんてない!!」

というお客様も稀にいて、、、。



こんな風にして、ストレスを抱える日々を銀行員は送っているのです。

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