2007/05/14

社会のブラックホール

誤解を恐れずに書くことに致しますが。

先日、上司より、
「収益にならないようなことはするな」
とはっきりした口調で言われました。


僕が受付した貸付(代理貸付という、言わばただの窓口の受付なのですが)に対して、その上司は仰ったのです。

結構時間や手間がかかるし、お客さんには何度も足を運んでもらわなければならないし、一方で銀行側にとっては収益が少ない。
あまり良いところがない貸付です、確かに。

その上司いわく、「俺がお前より何倍も銀行に勤めていて理解したことだ」。

確かに、一見では説得力のある言葉だし、その上司がいたった結論であるから、僕には否定することなど出来ません。


否定することは出来ないけど、肯定も出来ない。

と思ったので、可愛げのない僕は、「今の私では判断できません」と述べました。
上司はやがて諦めたように「もういい」と言いました。


実際、人と人とのつながりは強くて、見えないところで複雑につながっているものだから、今回の貸付によって新たなつながりが見出せるかもしれません。

そんなチャンスを、簡単に断ち切ってしまって良いものなのか? 
現在の仕事を見るか、未来の可能性を見るか?

たぶんその辺りの認識が、僕と上司との間であっただけなのでしょう。


社会に渦巻いている、真っ暗なブラックホールのようなものを垣間見た気がしましたっ。

まっそんなことは忘れて、今週も張り切って頑張りましょう!

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うん、カッコいいな!その返答。
全くもっていい判断だと思うんだが!
それぞれの捉え方があって良さそうだよね。