2007/05/30

とある消費者ローン利用者の事例

今朝シャワーを浴びながら、思い出した件を一つ、書きたいと思います。

約半年前でしょうか、とあるお客様が消費者ローンを使いたいってことで窓口にいらっしゃいました。

申込金額は片手に乗るくらい。
トラック運転手の彼は、風貌も若くて(実年齢も若かった)茶髪で髭を生やしていて、同世代の銀行員である僕とはかけ離れておりました。

そんな彼をうらやましく思いつつ、僕は受付をしたわけですが。


保証会社からの保証が降りて、さて融資しようか、という段取りになったんですが、彼はうちの銀行に口座を作ってもらっていなかったので、さっそく作ってもらうことに。

最初に口座に入金する金額っていうのは1円からで良いのですが、あんまり少ないと「口座売買するんじゃないか」などの疑念が出てしまうらしくて、うちの銀行では1,000円以上の入金をお願いしていました。
例の通り、僕もその人にその旨を伝えると、どうやら手持ちに1,000円が無いらしく、


「ちょっと待ってて。今ATMで下ろしてくるから」

といってうちの銀行のATMまで駆け出そうとしました。


って、うちの銀行の口座は持ってないんじゃ?

と聞いてみると、どうやら他の銀行のキャッシュカードで下ろそうとしているらしくて、
「このカード、そこのATMで使えないの?」

使えるけど手数料がかかりますよ、と僕。

「あ、そう。関係無いね」


といって、ものの1分で1,000円を調達してきてくれました。
多分、かかった手数料は105円。


この辺のコスト意識は、なかなか僕には理解しがたいものです。
お金が無いから借りに来るのに。無駄なお金を気にもせず浪費してしまう。
105円あれば一食さえ足りるのに!


と、お客様から毎日勉強させていただいている浅里でした。

とは言いつつ、ここ二日連続で電気を点けっぱなしに出かけているものですから、学んだことを生かしきれていないですが(汗)

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