2007/04/02

事後、管理します。

銀行の融資では、非常に多種多様な案件をかかえております。


新たに取引を開始するところを訪れて、銀行取引約定書を交わしたり。
運転資金の貸し増しを提案したり。逆に貸し増し依頼を断って回収にいそしんだり。
企業型カードローンの更新、手形の書換、預金担保の相殺、などなどなど。


とても人間の脳の処理能力だけでは、管理できない情報量です。


それに、融資が終わりましたと言って、それですべてが完了するわけではありません。その後の融資した企業なり個人事業主なり個人が、適切な経営や返済をしているか管理しなければならないのは言うまでも無く。
+アルファで、その融資案件独自の管理項目が付いたりします。

それが、「事後管理項目」なのです。


この前僕が融資実行した住宅ローンのお客さんについての「事後管理項目」を挙げてみると、

・○年後の○月○日までに、その家の火災保険が更新されているか確認しなければならない。
・○年後に、退職金にてそのローンの完済をしなければならない。


となっています。


まぁその○年後には、僕は少なくともその支店にはいないだろうとは十分に想定されるわけでして。

このようにして将来に渡って仕事が継承されていくわけです。


預金の仕事は「現金その場限り」が大原則なものだから、次の日に持ち越される仕事なんてそんなに無いんですけどね。


同じ業種とは言えども、「融資」と「預金」はほとんど別世界の仕事なのですね。


せめて人間関係くらいは穏便にいきたいものです(汗)

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